嵐のあと/日高ショーコ(漫画)

嵐のあと (花音コミックス)

嵐のあと (花音コミックス)

前から気になってた日高ショーコさん。CD化を知ってたので、ブックオフ行ったときについ買ってしまいました。表紙のカラーがさあ!すっげーよくないですかこれ?!配色も構図もポーズも満点ですよ。お話しも、淡々としているなかに激情を押さえ込んでる様がよく出ていて好きでした。「魔がさしたんですよ」のあとの二人の表情のアップにがしっと惹きつけられる。ひっついたあとももっと読んでみたかったなー(コレ毎回言ってるような)。それにしても榊がすごく真山に見えて参った。まあメガネと髪型としぐさなんですけど。現実の世界で似てる人がいるように、キャラ同士で似てる人だっている、そういう感覚は意外としっくりくるんですが私は。

インテリアの輸入会社社長の榊は、不動産会社が手がけるマンションの、モデルルームのプレゼンの打ち上げ会場で、ある青年と出会った。岡田一樹――今回の物件を担当するという企画部の営業マン。柔らかな印象、趣味のいいシャツ、きれいな指……そして、恋人はなし。榊の意識は、自然と岡田へ……。男同士の恋愛で本気になってもいいことなんて何もない――そう割り切って生きてきた榊だったが……。店を変え、二人で飲んだあくる日、榊が目を覚ましたのは、岡田の部屋だった。記憶を失くすほど飲んだ榊を、岡田が自分の部屋へ連れ帰ったのだ。起き抜け早々身だしなみを気遣う榊に対し、岡田が発した何気ない一言、「オカマっぽいね」。その言葉は、二人の間の相容れない恋愛の壁の存在と、榊の学生時代の切ない恋を思い出させた――。そう、この恋も叶わない――。仕事を通じて近づいていく二人の距離。“友情”で片づけられない榊はノンケの岡田の無自覚な言葉に、そして行動に翻弄される。榊の心の中に吹き荒れる嵐。その嵐が通り過ぎるのをひたすら待とうとする榊は、岡田と距離を置く。それでも募る岡田への想い――。そして、岡田の心にも嵐が来ようとしていた……!
     http://www.cyberphase.jp/cp_label_html/1114.html

岡田さん=ゆうきゃんはすごーくハマると思うので楽しみ。ちょうど発売も延期になってるしな!