アオゾラのキモチ〜ススメ/崎谷はるひ


同じ専門学校ながら、ファッション科とアニメ科はまるで異文化。アニメ科の北史鶴とファッション科の冲村功は、ある事件をきっかけに親しくなる。史鶴は、最初の恋が最悪の結果となり、次の恋も同棲までした恋人に裏切られ、恋愛に消極的になっていた。冲村に惹かれながらも三度目の恋に臆病になった史鶴は、あきらめようとするが…。

ストレスの少ない読書でした。アニメーションもPCのこともわりと感覚で知ってる事柄を文章で説明されてたので、はーそういうことだったのかーと。個人的に明×暗のカプは好きですし(ぎゃいぎゃい騒ぐ受よりもよほどマシ)、受が好きになりたくないと思いながらどうしようもなく惹かれてしまってるところに攻がいかにも単純な感じでバーン!と告白してきてくれたので、ヤッホーイ!となりました(私も単純)。攻が、「史鶴とヤってると、あー許されてるなあって感じがする。だってあの史鶴だぜ?」とか言ってたのが妙に印象深かった。こういう、相手をじっくり観察してわかってあげてる攻というのに弱いみたいです。最後は幸せそうで何より。どうやら信号機三部作になってるらしく、他の2作が講師・栢野×史鶴の友人・相馬、弁護士×相馬の叔父・昭生というのはなるほどなーと思ったです。どうりでいっぱい出てくるわけだ。最近、根暗な受を読みたいと思ってるので、むしろDMくんがカプになる話でもよかったかも…いやよくないか…。
読みながら、BLCDキャストを考えてみたり。史鶴は低めの声のヨナー(もしくは梶くん)で、冲村は鈴木の達央くん(もしくは羽多野くん)なんてどうでしょうか。相馬はこれ、間違いなく下野くんだよな。