妖怪アパートの幽雅な日常7/香月日輪


今回のテーマは「卒業」「性」「勉強の意味」といったところ。秋音ちゃんはアパート出て修行に行っちゃうし、学校でも先輩の三年生が卒業。千晶の昔の生徒の話とかまり子さんの生きてた頃の話。夕士がおたまじゃくし赤ちゃんを抱いてた話を聞いた長谷の反応はやっぱりおかしいと思う(笑)。あとなんかオタクがいいふうに言われてたけど、ただ好きなことやってるだけなんでそんな褒められるいわれは別にない。

ロリコンフィギュアに埋もれていても、引きこもっていても、オタクってやつは”ロリコン”とも、”引きこもり”とも違う。オタクは、独自の広い世界を持っているんだ。その世界の中で、奴らは自由だ。女に不自由して幼女にしか手を出せない奴らとも、コミュニケーションに不自由していて引きこもるしかない奴らとも、決定的に違うんだよ」
「俺もそう思う。オタクはオタクで完成されてるもんな。あいつらって、満足してるというか……満喫してるよな」
「オタクとか腐女子ってのは、そばで見ると理解不能な部分は多いけど、自分たちの世界で遊ぶことができる奴らだからな。妄想で遊ぶ余裕ない奴らなんかより、ある意味よほど健全だ」
「うん」
「ホントにアブナイ奴ってのは、普通の奴らの中にいるのさ」