ワンダフルワールド


http://www.wild-strawberry.com/movie/wonderful/
声優の浪川大輔さんが監督した実写映画。先行試写会&トークショー@6/12大田区産業プラザPiO(京急蒲田)行ってきました。あらすじを読むにどんな中二的なイメージ映画かと思ってたけど、ちゃんと主人公描けてたし、伝えたいことやテーマもあったし、おそらく限られた予算の中で画面に動きが出るように脚本も考えられてて、予想外になかなか楽しかった。好きな声優さんが出てるなら見て損はないと思います(宣伝!)。以下、完全ネタバレ感想なのでご注意を。


  • 宮野くん演技うまかったなー。「消えろ!」って苦悩するとこの声とか呼吸とかよかったです。浪川さんの熱烈ラブコールで主役決まったらしいんだけど、脚本書きながら誠志のイメージは既に宮野くんだったらしい。でも宮野くんは実際演じてみて、「ああこれは浪川さんだなって思った」っていうのがすげえ役者さんの感想として興味深かった。そりゃそうだよねー。あと、冷凍庫の話はすごいへえー!と思った。なんで自殺の方法が冷凍庫なのかって、死ぬ最期まで自分の殻に閉じこもって蓋閉めてるっていう、主人公の最低な姿なんだそうです。宮野くんも「こいつは死ぬときまで人に気使ってるんだなって。それじゃだめなんだなって思った。この映画は、主人公が90分通してたった一歩、前に踏み出すだけの映画なんです。でもその一歩がすごく勇気がいって大変」みたいなコメントをしていた。監督と主演がちゃんと通じ合ってる映画はいい映画ですおね。
  • 平田裕香ちゃんも可愛いしさすがでした。あと山ちゃんのオカマがすごい説得力。関智さんと森久保さんも自然な感じで見やすかったです。関さんの芝居、力抜けてて笑わせられたよね。
  • ちんねん可愛いよ珍念!画面に出ただけで笑わせるとはなんというミラクルですか。飛んだり、テニスボールや木魚ぶつけられたり、トイレのスッポンで殺されたり、かなりオイシイ。袈裟も超似合ってたねー!飛ぶとことか鮮やかすぎるwしかしまさか愛花DSが登場するとは…!すげえ可愛くデコられてたよー。餅詰まらせて死ぬのはオチ見えたw
  • 梶田坊主の珍念への懐きっぷりと殺されっぷりも見事でした。
  • トークショーも長くて楽しかったー。杉田関連だけメモ。
  • 出演オファーされたときどう思ったか。スタジオで隣りに座ったときに「出てよ」って言われて、どんな役がいいかって、初めは浪川さんと戦う役か、ジェダイ的な…と話してたのが、命にかかわる話なので、葬儀屋ORお坊さんにしようかって話になったみたい。
  • 浪川さんに梶田くん紹介するとき、「すごいやつがいるんですよ。会ったら5秒で好きになりますよ」って言ったらしい。で、実際目にしたら浪川さんも好きになったって。現場に梶田くんが現れたとき、何者?ってちょっとざわっとなったって。役のイメージを膨らませるために撮影中も浪川さんの隣りで延々裏設定を喋ってた杉田くん、「どんどん出てくるんですよ。まずい、このままじゃ杉田くんと梶田くんが主役になっちゃうw」と思った浪川監督が方向修正をしてこの映画になったらしいですw妄想力すごいもんね。
  • 平田さんに「まだ出来上がった映画を観れてないので採用されてるかどうかわからないんですけど」と言いながら印象に残ったシーンであげられてました。平田さんとはアニメ屍姫で主従役で共演してたんだよね(伊佐木@杉田と、その屍姫・水薙生。「この俗物がっ!」もどうやら伊佐木の「俗人」が元ネタなのかな?)。顔合わせのとき、いつもの黒いニット帽を取ったら「髪がない!どうしたんですかー?!」って言ったら、杉田「面白いかと思って…」て。宮野くんに「それ控え室だよね?!映画に入ってるわけない!」とツッコまれてた。で、その坊主の杉田くんがテニスボールぶっつけられて、「どこのテニスの王子様だー!」て言ったとこが平田さん的印象に残ったシーン(笑)浪川さんに「ごめんそれカットした…」て謝られてた。そりゃそうだ。
  • 他にもいっぱい、杉田くんはアドリブだらけだったので渋々カットしたらしい。「杉田くんのカット繋げて杉田集がつくれそうなくらいだよ」とか言われてた。「この俗物がぁっ!」も気に入ってたらしく相当な数連呼してたらしいよ。
  • 夢人くんの印象に残ったシーンもお坊さん。「いきなりDS取り出して、撮影終わってからもずっとやってるんですよ。まじで?!って思った」→更に、お便所スッポンを突き立てるときに、「このいい声で、『思いっきりやっていいから』って言うんですよ。まじで?!ってなって」とかかなり強烈な印象だった模様です。杉田くんはスッポンについて「いやあれ、新品ですよ?」と言って宮野くんに「当たり前です!なんで使用済みの使うんですかっ」とツッコまれてました。夢人くんがスッポンのシーンのあと、大丈夫ですか?!って気遣ってくれたんで、「あ、なんだいい子なんだ…」って思ったらしいよ。
  • 私物のDSを取り出したとき、まわりのエキストラさんたちにちょっとヒかれたらしく、「オレを笑うならいい!だが彼女を笑うな!」とまた男前なんだかなんだかわかんない発言をしてました。
  • お寺での撮影について。すごいきれいなお寺だったんだけど、後光さす内海さんの向こうに見える雑居ビルに猫がいて、ちょーど内海さんの肩に乗ってるぐらいの位置で笑いを堪えるのがたいへんだったみたいです。芝居中なのに余裕あるじゃーん。
  • あーあと、トランポリンでジャンプするシーンがあって挫けそうになった、みたいなことも言ってたなー。「リハでやっただけで足くじきましたから。浪川さんの作品じゃなかったら逃げ出してたかも」的なことを。
  • フォトセッション。取材陣の中に梶田くんいたので、司会の人に「出演者の方じゃないですか?!一緒に入って撮られたらいいじゃないですかー」と呼ばれて、照れ笑いしながら出演陣の方に歩いていった梶田くん。自然ーに杉田くんの後ろにぴったりついて、杉田くんの頭の上からスキンヘッドだけ覗く感じにしてみたり、ちょろっと首を横にしてみたり、一緒にガッツポーズしてみたり。してたから、たぶん記事に載ると思う。客席も一緒に写るときの掛け声が、「さーたーあんだぎー!」だったり「俗物がああああ」だったり「うー!わんだほー!」だったりしてカオスでした(笑)

そんなこんなで、浪川さんがかなり真剣に丁寧に撮った映画だってことがわかったので、いろんなとこで公開されていっぱいの人に見てもらえるといいね。

記事→ http://girls.oh-news.net/?p=12435(←ストーリーについて詳しいw)、http://anime.webnt.jp/nt-news/?detail=1883http://voncafe.jp/users/3714/diary/show/165080
壁紙→ http://girls.oh-news.net/wp-content/uploads/2010/05/adfa5204c1d875472d3c7a0c85c8fe13.jpg




13日のぬらりひょんの孫先行上映イベントも行く予定だったんですが、ね、寝坊した……。六本木に朝10時はつらい…。うわーん私のばか!