11/3〜7 TBS開局60周年5夜連続特別企画 「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜」

 

飛び飛びだったり順序が入れ違ったりしながらも、録画した五夜、ようやく全部見終わりました。この企画を知った時は、スガコとピン子かあ、五夜連続11時間とか無茶だし、誰が見るん、テーマも重そうだしなー、とあまり期待してなかったんですが(ひどいw)。実際見てみたら、すごく良かったです。11時間半、長いけど彼らの行く末が気になって夢中で観てしまいました。演技も風景も演出もよかったなー、このテーマなのに不思議なことにお涙頂戴が鼻につくところがなかった、演技と演出の賜物だと思います。食わず嫌いとか、見ずに判断したりとか、よくないね。
最近時代劇のリメイク映画が多くて、それは客層として年配層が見込めるからってのもあるけど、あの時代の価値観や出来事を振り返れるぎりぎりの世代だからだと思う。今回のJAにしたって、こういう脚本を書ける人は年齢的にどんどん減ってきて、戦争を体験していない世代→戦争を知識や映画としてしか知らない世代→そもそも戦争で何が起こるか興味も持てない世代が増えているんだろうから。世の中がそういう人たちばかりになったとき、もしかしたらまた戦争が起こるのかもしれない。食わず嫌いせず、こういうドラマをもっと見ておくのもいいもんだなあ、と思った。
五夜でいろいろな一郎たちの努力が報われていくところ、更にその先の、今度はしのぶが偏見を持ってしまっている己を正すところ、まで描いていたのも良かった。純粋な人ほど自分の信念や思いに縛られて、知らずに意固地になってることって少なくないから。さちがビシッと「それは良くない、あなたこそ偏見を持ってる」って言ったときはっとした。たぶんこのための現代編だったんだと思う(岸さんと子役の演技と台詞回しはアレだったけどねwスガコ台詞を消化しきれなかった悪い例なのかも)。巡り巡ってそこにまで触れてるお話って、なかなかない。これも五夜だからこそできたことだと思う。本当に、平松家の一生を見た、という満足感を得られた。
剛をして「今までの芸能生活で一番過酷な撮影だった」と言わせたこの作品、観れてよかったし、剛はいい作品に出させてもらったね!!おつかれさまでした!!あーDVD欲しいな…

視聴率も出てた→ 5夜連続ドラマ『99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜』が高視聴率を記録! | テレビ関連ニュース [テレビドガッチ] http://dogatch.jp/blog/news/tbs/10081111476.html


はあ。次は僕と妻の1778の物語かー。K2から引き続き、もうこのラインナップ、泣き過ぎだよ…。会報の中にヤマトと1178の割引券入ってたねー。

あ、1月はドラマも。