エンドゲーム 1巻/山中ヒコ

せつねー!せつねーーー!(大事なことなので2回言った)すごい良かった。丁寧な話だねー。親が事故で死んで親代わりに育ててくれた青年・透に密かに恋心を抱いていた克哉は、気持ちを言えずにいた。更に、親が死んだ事故が透の起こしたもので、そのために自分を引き取って育ててくれたのではないかと考えるようになり……というあらすじ。透が若くて可愛すぎる以外は変哲のないBLですが、子ども時代の回想とか、交流とか、ちゃんと描かれてるのでもう二人とも可愛くって。特に、柔道が強くて無愛想な克哉が、とっても可愛くて素直でやんちゃな子どもだった、ってのがなんだかツボで。実の親子でさえその成長ぶり・変わりぶりには戸惑うと思うのに、増してや好き同士だとたいへんだろうなあと。そこんとこがせつなさにうまく繋がっています。本当に透は親の仇なのか、二人の気持ちは恋として通じ合うのか、次巻も楽しみ!!引きが抜群ですねー。